新生児生理的黄症の要因の根拠、検査、観察、報告例など黄疸について

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    ビリルビンとは?
    ビリルビンは,その大部分(約80%)が古くなった赤血球の破壊によるヘモグロビンから生成される.一日6~8gのヘモグロビンが破壊され,250~300mgのビリルビンが生成されるのである.
    つまり、赤血球が壊れると、ヘモグロビンが遊離するが、このヘモグロビンの代謝産物がビリルビン。
    黄疸どんな病気か
    黄疸とは、血液中の「ビリルビン」という物質の値の上昇により、皮膚や眼球結膜が黄色に見える状態をいいます。
    新生児特有の症状のひとつであり、そのほとんどが胎内環境から胎外環境への適応過程にみられる生理現象です。
    新生児生理的黄症の要因
    ①新生児は生理的に多血症である
    ②胎児ヘモグロビンが有する赤血球寿命は、成人のそれ(120日)より短い(90日)
    新生児は、成人と比べて生理的に多血であるうえ、赤血球の寿命が短いために、ビリルビンの量が多くなります。
    ③腸肝循環が盛んである
    出生直後には経口摂取が確立されていないため腸管運動も十分でない。そのために腸管に排泄された直接型(抱合型)ビリルビンが再吸収されやすい環境にあり、ビリルビン産生の増大にかかわることになる。
    肝臓での処理能力も...

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