ヨード大量治療と副作用について
目的
患者に十分な知識や情報を提供することにより、さまざまな不安が少なくなり、ま た服用の手順、副作用、宿酔症状、ゴミの取り扱いなどについて理解を得る。
患者が治療を受け入れ、治療室では自主的な行動ができる。、
治療の説明が患者の負担を大きくしていないかを把握し、患者と看護婦間に思いのずれがないかを確認して、次のケアに役立てる。
対象
甲状腺癌術後状態でヨード大量治療を受ける患者
注意事項
看護婦は、患者がどの程度理解できたかについて質問し、わからない部分は患者の状況に合わせて、パンフレットに沿って繰り返し説明する。特に初回治療の場合は放射能が恐く、経験がないことによる不安が強いため十分に説明する必要がある。
安全に治療を終えることが何よりも重要である。放射性ヨードを服用後の患者は放射線源となり、放射能が目に見えないものであるため、無断で治療室から出た場合は、他の患者や看護婦も被曝する危険性があることが、他の治療と大きく異なる点である。
看護婦は治療室では、RI一般病室と同様に検温、ケア、配膳、下膳、見回りなど、訪室するが、患者の傍に長い間...