◆道教の究極の目的=不老不死
◆不老不死と身体の関係
神仙となって昇天する際に身体はこの世の時空に置き去りにされるのではなく、身体ごとの昇天が願われた。(⇔仏教では身体からの「離脱」を願う)
このように身体に執着し、自らの永遠不滅を目指して、身体の改造を追求した。
◆道教の身体に関するイメージ
古代中国人は大宇宙のミニチュア化に特有の嗜好を持っており、庭園や囲碁などあらゆるところに小宇宙を設定した。なかでも人体は道教徒にとって「天地・日月・星辰・山岳・海地・宮殿・門闕・そして神々」といった大宇宙に存在するものが百パーセント濃縮されたもっとも完全な小宇宙だと考えられていた。 Ex>大宇宙の水のめぐり≒身体小宇宙の水血のめぐり
◆内丹について
食すると不老不死が得られるという仙薬を作り出すという「外丹」の発想から、宋代以降には、大宇宙にあるすべてのものが具わる身体の中にその仙薬を求める「内丹」の発想が生まれてきた。存思法・行気法・胎息法・房中術といった身体技法を土台として多彩な知識や技法が体系化され、内丹という修行法が確立されていき、「気」のコントロールによって体内小宇宙で陰陽を結合させ(大宇宙の造化の営みの模倣)、不死の「胎」を養い、最終的に「脱胎」することが目指された。その煉丹のプロセス(修行)は、以下のように整理される。
―道教における身体イメージの特徴-
◆道教の究極の目的=不老不死
◆不老不死と身体の関係
神仙となって昇天する際に身体はこの世の時空に置き去りにされるのではなく、身体ごとの昇天が願われた。(⇔仏教では身体からの「離脱」を願う)
このように身体に執着し、自らの永遠不滅を目指して、身体の改造を追求した。
◆道教の身体に関するイメージ
古代中国人は大宇宙のミニチュア化に特有の嗜好を持っており、庭園や囲碁などあらゆるところに小宇宙を設定した。なかでも人体は道教徒にとって「天地・日月・星辰・山岳・海地・宮殿・門闕・そして神々」といった大宇宙に存在するものが百パーセント濃縮されたもっとも完全な小宇宙だ...