食欲低下について
加齢に伴う影響
①消化・吸収作用の機能低下
加齢により、胃粘膜、小腸・大腸の粘膜は萎縮する。また胃の収縮不全、さらに、食道の筋の収縮力が低下から、食道から胃に入る括約筋の生理的弛緩現象が障害され、食道内容物の胃への送入が遅延する。
②食物の咀しゃくが困難
咀しゃく筋の萎縮。歯牙の欠損により、咀しゃく能力が低下してくる。入れ歯が合わないために,痛みが生じる場合もある。
③むせる,のどにつかえる.
唾液の減少,喉頭蓋の反応が鈍化することにより,嚥下能力が低下する。
(老化により咀嚼に関連する働きの低下がみられる。
たとえば、高齢者の歯は加齢とともに摩耗する。歯肉は、加齢による萎縮...