腹腔鏡検査 (p-scope:peritoneoscopy)
目的
腹腔内にガスを注入し(気腹),各臓器を分離した上で経皮的に腹腔鏡を挿入し、腹腔内を観察するものである。同時に肝生検を行うことが多い。
慢性肝炎や肝硬変では、病状の進行度が血液検査、エコー、CTでは評価できないことがある。進行度を正確に評価するために、肝表面の微細な変化の観察や、生検による組織診断を行う。また、肝疾患の中でも診断のつかない場合の病因診断を行う。
対象
肝疾患・慢性肝炎・肝硬変・脂肪肝・自己免疫性肝炎・原発性胆汁うっ滞性肝硬変・アルコール性肝炎等
禁忌
気腹により心肺機能に負担がかかるので、心不全、呼...