保育児童学概論

閲覧数2,941
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    子どもを“育つ・育てる”という視点の下で乳幼児期の“愛着と自立”について述べよ
    子どもを「育つ・育てる」為には、愛着形成が不可欠である。以下の3つの点について述べ、親として、どのように子どもを自立にむけて育てていくことが望ましいか考える。
    1.子育ての意味 
     育児の「育」の字は、「育む」と読まれるが、その語源は、「羽含む」と云われる。親鳥がひたすら卵を抱き、自分の体温で温め、ひなにかえるのを待つ姿を意味するものである。このように日本における育児の基本的な考えには、母の子に対するagape(無償の愛、見返りを期待しない愛)が背景にある。
     それに対し、外国の子育てを表現する言葉はnurse(授乳する、看護する)、 rear (飼育する、栽培する)care(世話をする) raise(向上させる)のように、子どもに働きがけ栄養を与えて大きくする、訓練して立派にするといった意味が含まれている。
     このように比べてみれば、躾や教育とは
    違った、日本の「育児」の言葉の美しさがわかる。その子育ての帰途には、母とこの絆(bonding)と愛着(attachment)が不可欠である。
    2.母子相互作用...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。