金融論 分冊2

閲覧数2,233
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     主要国の金融市場(マネー・マーケット)や資本市場(キャピタル・マーケット)では資産の移動が自由に行われており、その大分は異なるマネーの交換(為替取引)を伴い、フィナンシャル取引をめぐる内外資本移動によってマネーの交換比率(為替レート、為替相場)が支配されている。
     日本円と米ドルの利回りを具体的例にすると100万円を投資しようとした場合、現在実物レートが1$=100円で、円金利を1年もの国債の金利を10%にした場合、利率は10%どのままであるが、米ドルが金利5%、1年後の直物円ドル・レートを1$=107円だとすると予想変化率(107-100)/100=0.07(7%)と合わせると12%となり米ドルで投資した方が良い。同様に考える投資家がいれば、円を売却しドルを買えば直物円ドル・レートにドル高(円安化)の圧力がかかる。レートが1$=102円になると予想利回りが同じになるので動きが止まる。また、当初の直物円ドル・レートを1$=105円とすると円の利回りは10%で同じだが、米ドルでは2%+5%の7%となるため円利回りのほうが高くなる。そうなると日本国際を購入し、米国国債並みの金利で向こう1...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。