民法:相続と新権原

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資料紹介

Cはこの土地を時効取得できるか。Aは他主占有であったところ、相続が185条の「新権原」にあたり、被相続人Aの占有が自主占有となるかが問題となる。
この点、相続人は被相続人の地位を包括承継するのであるから、相続人は「新権原」ではないとする説がある。
しかし、相続人は被相続人の占有を承継するだけでなく、新たに自己の占有を開始するという側面もあるから、相続人に所有の意思があれば自主占有への転換を認めうるはずである。

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民法課題レポート 22
1.問題
AはB所有の土地を賃借していたが、その後死亡した。そしてAをCが相続したが、Cはその土地
はAのものだと信じて10年もの間、その土地を使用し、その間公租などをC名義で支払っていた。
この場合のB・C間の法律関係について論ぜよ。
2.回答
Cはこの土地を時効取得できるか。Aは他主占有であったところ、相続が185条の「新権原」
にあたり、被相続人Aの占有が自主占有となるかが問題となる。
この点、相続人は被相続人の地位を包括承継するのであるから、相続人は「新権原」ではないと
する説がある。
しかし、相続人は被相続人の占有を承継するだけでなく、新たに自己の...

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