日本とドイツの環境問題に対する姿勢の比較

閲覧数16,088
ダウンロード数43
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    概要
     現在、世界有数の環境先進国となったドイツが、いかにしてそのような発展を遂げたか、様々な角度から日本と比較することにした。当初の予定では「日本とドイツにおける環境
    政策の比較」としていたが、環境問題に対する姿勢を比較するためには政策面だけでは足りないと判断したため、政策に絞らず、もう少し広い面から探り、国民の環境に対する意
    識、政治、環境政策・経済の3 項目から日本とドイツを比較した。
    1. 環境に対する意識
     日本人とドイツ人の環境に対する意識の差はどの程度あるのか、どのような傾向があるのか、といったことを比較することによって、ドイツの環境先進国たる所以を探った。
    2. 政治
     日本には存在しない、市民運動を起源とした環境保護政党「緑の党」に注目した。また、国民の政治に対する意識からも両国を比較した。
    3. 経済と環境政策
     ドイツで取り組まれている循環型経済を、その代表的なDSD 社から見て、日本との比較を図った。
    1. 環境に対する意識
     環境省が平成10 年に発表した資料(1)によると、日独の消費者の環境問題に当事者意識、製品選択基準において、両国とも当事者意識の高さや製品採択の際の環境に対する配慮の
    点で、ほぼ同様の結果が出たことが分かった。
    (株)住友生命総合研究所によって実施された「地球環境問題をめぐる消費者の意識と行動が企業戦略に及ぼす影響(ドイツ消費者編)」調査概要では、「今日の環境問題は私たち
    一人ひとりが加害者である」という意見には8 割強の消費者が賛同している。環境問題に関する加害者意識では、日本の消費者においても同様の結果が見られた。国立環境研究所
    が平成7 年9 月に実施した「日本の消費者に対する調査」では「今日の環境問題は私たちも加害者である」という意見には約8 割が賛同しており、ドイツの消費者とほぼ同じ程度
    の加害者意識を持っていた。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本とドイツの環境問題に対する姿勢の比較
    概要
    現在、世界有数の環境先進国となったドイツが、いかにしてそのような発展を遂げたか、
    様々な角度から日本と比較することにした。当初の予定では「日本とドイツにおける環境
    政策の比較」としていたが、環境問題に対する姿勢を比較するためには政策面だけでは足
    りないと判断したため、政策に絞らず、もう少し広い面から探り、国民の環境に対する意
    識、政治、環境政策・経済の 3 項目から日本とドイツを比較した。
    1. 環境に対する意識
    日本人とドイツ人の環境に対する意識の差はどの程度あるのか、どのような傾向がある
    のか、といったことを比較することによって、ドイツの環境先進国たる所以を探った。
    2. 政治
    日本には存在しない、市民運動を起源とした環境保護政党「緑の党」に注目した。ま
    た、国民の政治に対する意識からも両国を比較した。
    3. 経済と環境政策
    ドイツで取り組まれている循環型経済を、その代表的な DSD社から見て、日本との比較
    を図った。
    1. 環境に対する意識
    環境省が平成 10 年に発表した資料(1)によると、日独の消費者の環境問...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。