ペラルゴニウム属植物であるフリーシークラウドの遺伝子組み換えによる花色改変

閲覧数1,996
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料紹介

    第1章 カルスからの再分化系の確認
    第1節 カルス誘導
    第1項 材料および方法
    材料
     Pelargonium×domesticum“Fleecy Cloud”(2n=44)〈図1・A〉の第2、第3展開葉の葉柄を用いた。
    方法
     カルス誘導の実験は以下の方法で行った。
    ? 温室において、“Fleecy Cloud”の第2、第3展開葉をメスで切り取る。
    ? 採取した展開葉を流水で洗浄する。
    ? 葉柄を葉身と葉柄部分に切り分け、1000倍希釈したオスバンで洗浄する。
    ? ガラスビーカーに70%エタノールを約100ml入れ、10秒間葉柄を浸漬し、表面殺菌を行う。
    ? ガラスビーカーに10%の次亜塩素酸ナトリウムを約100ml入れ、Tween20を2,3滴加え、10分間葉柄を浸漬する。
    ? ?をクリーンベンチにいれ、滅菌水で3回すすぐ。
    ? オートクレーブで滅菌したろ紙で十分に水分を取る。
    ? 葉柄の両端をメスで切り取り、PVP 0.1mg/l、NAA 2.0mg/l、BAP 2.0mg/lと基本MS培地〈表.1〉を添加した試験管培地へ差し込む。
    ? 25℃明所の培養室で培養し、外植片のカルス化を観察する。
    第2節 再分化実験
    第1項 材料および方法
    材料
     本実験には、Pelargonium×domesticum“Fleecy Cloud”のカルスを用いた。
    方法
     再分化実験は以下の方法で行った。
     NAA 2.0mg/l、BAP 1.0mg/lの基本MS培地で維持されているカルスを用いて行う。
    1.シュート形成
    ?NAA 0.1mg/l、BAP 1.0mg/lの基本MS培地にカルスを置床する。
    ?25℃明所の培養室で培養し、シュートの形成を観察する。
    2.シュート伸長
    ?NAA 0.1mg/l、BAP 0.1mg/lの基本MS培地に継代する。
    ?25℃明所の培養室で培養し、シュートの伸長を観察する。
    3.ルート誘導・伸長
    ?NAA 0mg/l、BAP 0.5mg/lの基本MS培地に継代する。
    ?25℃明所の培養室で培養し、ルートの誘導・伸長を観察する。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1章
    カルスからの再分化系の確認
    第1節 カルス誘導
    第1項  材料および方法
    材料
     Pelargonium×domesticum“Fleecy Cloud”(2n=44)〈図1・A〉の第2、第3展開葉の葉柄を用いた。
    方法
     カルス誘導の実験は以下の方法で行った。
    温室において、“Fleecy Cloud”の第2、第3展開葉をメスで切り取る。
    採取した展開葉を流水で洗浄する。
    葉柄を葉身と葉柄部分に切り分け、1000倍希釈したオスバンで洗浄する。
    ガラスビーカーに70%エタノールを約100ml入れ、10秒間葉柄を浸漬し、表面殺菌を行う。
    ガラスビーカーに10%の次亜塩素酸ナトリウムを約100ml入れ、Tween20を2,3滴加え、10分間葉柄を浸漬する。
    ⑤をクリーンベンチにいれ、滅菌水で3回すすぐ。
    オートクレーブで滅菌したろ紙で十分に水分を取る。
    葉柄の両端をメスで切り取り、PVP 0.1mg/l、NAA 2.0mg/l、BAP 2.0mg/lと基本MS培地〈表.1〉を添加した試験管培地へ差し込む。
    25℃明所の培養室で培養し、外植片のカルス化を観察する。
    第2節 再分化実験...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。