「婦人を裏切る婦人論を評す」まとめ

閲覧数1,325
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「婦人を裏切る婦人論を評す」   山川 菊枝(以下山川氏の考えは●で表す)
    山川氏が言う「婦人を裏切る婦人論(婦人運動に対する反対論)」とは何か
    →男女の間の生理的差異の誇張&家庭は婦人の天地であるという家庭本位の婦人論
    エレン・ケイの主張(*1) = 性的区別の誇張(?) 
    ●男子に独占せられている立法機関を通じて婦人の地位改善に資せんとしている。
    →現存の組織の維持者である。
    エレン・ケイがなぜ流行したか … 
    ① 西洋のものならば何でもありたがる傾向のある日本人
    ② 日本婦人の学問の不足→独立の思索や批判的能力を持っていないため、欠点の指摘がない
    ③ 自己の現実を肯定するに好都合なる主張をかりて以て自他を糊塗せんとする半無意識的要求
      ← 理想(婦人の解放の理想)と現実(実際の結婚生活)には矛盾があり、両立し得ないというやむをえない事実に基づく。
    (*1)具体的な中身については「母性保護と経済的独立」のところで述べられている。
    山田わかの主張(以下○であらわす) = 家庭を中心にすえた上での主張
    ○「人間は男女を問わず常に家庭本位の行動をし、家庭本位の生涯を送るべきもので、夫と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。