貿易論 レポ1

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    経済貿易論

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    地域主義は、複数の国が地域統合協定を締結し、加盟国で構成する一定の地域の中で、貿易障壁を撤廃して自由な貿易を推進しようとするものである。それは地域内では自由貿易主義となるものの、地域外の国々と比較した場合、構成国間で互いに経済的或いは貿易上の優遇措置を認めることを前提とするため、地域外に対してはある程度の差別を当然のこととして形成される。しかし、地域主義の生み出す経済ブロックには、地域外に対する政策の違いによって、対外政策は構成国の自由とする統合度の緩やかな自由貿易地域から、経済政策まで同じであることを要求する経済連合まで、数種のバリエーションがある。
    自由貿易地域は経済統合の度合いが最も緩い。構成国の間の貿易障壁は、すべて撤廃される。また、構成国の間では、同一国の中と同じようにモノが自由に取引される。各構成国が域外の国々に対して独自の政策をとることができる。すなわち、自由に関税、割当その他の制限を個別に設けることができる。有名な貿易地域には、欧州自由貿易連合、北米自由貿易協定(NAFTA)がある。
    関税同盟は経済統合の度合いが一歩進んだものである。自由貿易地域の場合と同様に構成国間で...

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