児童処遇におけるチームワークについて
1、はじめに
児童養護施設に入所する児童は、自ら進んで入所するわけではない。そして彼らは多くの重荷を背負って入所してくるのである。また、施設は職員にとっては仕事の場であるが、子ども達にとってはまさに生活の場である。こうした児童養護施設におけるチームワークについて、以下に述べる。
2、児童処遇におけるチームワークについて
①本来、子どもにとって親は絶対的存在である。
従って、子どもは両親の「道徳」や「価値観」、「行動様式」や「生活習慣」等の生きてく上で必要な要素を模倣する。そして模倣することにより自ずと習得し、身に付けていく。
しかし虐待等の家庭崩壊に...