日本人のルーツ

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    資料紹介

     私は日本人のルーツとして、現在のロシアのイルクーツク付近にあるバイカル湖畔に住んでいたブリヤート人が日本人のルーツであるという説を取り上げようと思う。この説によると、20万年前にアフリカの大地溝帯で発生した新人類が、10万年前位になると暖かく暮らしやすいアジアやヨーロッパに進出し、更に日本人の祖先はマンモスを追いかけてシベリアに進出した。当時のシベリアは現代とは全く違い、比較的暖かく過ごしやすい環境にあり、マンモスステップと言われる草原にあり、多くのマンモスが生息していたらしい。日本人の先祖はそこで、夏にマンモスを狩って蓄え(マンモス一頭で10人が半年間食べていけるらしい)、極寒の冬を耐え忍ぶ生活をしていたらしい。実際、2万3千年前のものと推定される、バイカル湖畔のマリタ遺跡からはこの時期に新人類(ホモ・サピエンス)が暮らしていた跡が発掘されている。マンモスは獰猛な動物だが、日本人の祖先は集団で水場のぬかるみに追い込みマンモスの動きを奪った上で、柔らかくて強い動物の骨と硬くて鋭い石器を組み合わせた鑓(細石刃)を使い、捕獲していた。ここでは、「協同で大きな作業を遂行する」、「道具に工夫を凝らして活用する」、「極寒の冬を耐え忍ぶ」といったその後の日本人と共通した一面が窺える。さて、日本人の祖先がバイカル湖畔を離れたのは、氷河時代の大寒冷期となる約1万8千年前と推定されている。急激に地球は冷却化した結果、シベリアからはマンモスステップが消え去り、シベリアは冬にはマイナス50度ともなるツンドラ地帯へと激変した。マンモスは餌を求めて移動し、日本人の祖先もマンモスを追っていくうちに、数千年をかけて極東ロシアの太平洋岸地域へたどり着いた。この時、一部はベーリング海峡を渡り北米に進出して現在のインディアンの祖先となった。

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    日本人のルーツ
    私は日本人のルーツとして、現在のロシアのイルクーツク付近にあるバイカル湖畔に住んでいたブリヤート人が日本人のルーツであるという説を取り上げようと思う。この説によると、20万年前にアフリカの大地溝帯で発生した新人類が、10万年前位になると暖かく暮らしやすいアジアやヨーロッパに進出し、更に日本人の祖先はマンモスを追いかけてシベリアに進出した。当時のシベリアは現代とは全く違い、比較的暖かく過ごしやすい環境にあり、マンモスステップと言われる草原にあり、多くのマンモスが生息していたらしい。日本人の先祖はそこで、夏にマンモスを狩って蓄え(マンモス一頭で10人が半年間食べていけるらしい)、極寒の冬を耐え忍ぶ生活をしていたらしい。実際、2万3千年前のものと推定される、バイカル湖畔のマリタ遺跡からはこの時期に新人類(ホモ・サピエンス)が暮らしていた跡が発掘されている。マンモスは獰猛な動物だが、日本人の祖先は集団で水場のぬかるみに追い込みマンモスの動きを奪った上で、柔らかくて強い動物の骨と硬くて鋭い石器を組み合わせた鑓(細石刃)を使い、捕獲していた。ここでは、「協同で大きな作業を遂行する」...

    コメント1件

    kekokeko 購入
    助かりました!
    2006/07/07 11:44 (18年4ヶ月前)

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