日本でも、資源問題と環境問題の解決策の一つとして、夏のあいだの時計の針を1時間進める「サマータイム」を導入しようという動きが活発になってきている。自民・公明・民主などの超党派の国会議員による「サマータイム制度推進議員連盟」が早ければ4月にも国会に法律を提出すべく検討に入っているという。
このサマータイムは、海外ではデイライト・セイビング・タイム(Daylight Saving Time)とも呼ばれている。これは、太陽光(Daylight)を節約・有効活用(Saving)しようという時間制度(Time)という意味である。具体的には、4月から10月の昼間の長い季節に時刻を1時間早めて時間を有効活用する制度のことで、例えば、我が国における夏至における日の出の時間は、地域によって異なり、午前3時半〜5時半となっているが、国民の約8割の起床時間は午前6時以降となっていることから、日の出と共に外が明るくなっているにもかかわらず、カーテンや雨戸を閉めて部屋の中を暗くして寝ているのが一般的である。サマータイム制度を導入すれば、日の出時刻が1時間遅くなるためこうした起床前に有効活用できていない時間を短くすることが可能となり、日没が1時間遅くなった分、照明の点灯時間を1時間遅くすることが可能になる。これがサマータイム制度の基本的な仕組みである。
そのメリットはおもに次の3つにあるといわれている。
? エネルギー消費の節減による環境問題への対応
? 余暇の拡大とそれに伴う経済効果
? 交通事故や犯罪発生率の低下
サマータイムの導入に向けて
日本でも、資源問題と環境問題の解決策の一つとして、夏のあいだの時計の針を1時間進める「サマータイム」を導入しようという動きが活発になってきている。自民・公明・民主などの超党派の国会議員による「サマータイム制度推進議員連盟」が早ければ4月にも国会に法律を提出すべく検討に入っているという。
このサマータイムは、海外ではデイライト・セイビング・タイム(Daylight Saving Time)とも呼ばれている。これは、太陽光(Daylight)を節約・有効活用(Saving)しようという時間制度(Time)という意味である。具体的には、4月から10月の昼間の長い季節に時刻...