保守主義の政治思想
バーク
政党と代表制
バーク・・・政党や代表概念の最初の定式者
1770年 『現在の不満の原因を論ず』
「政党とは、全員が一致するある特定の原理に基づき、一致団結して国民的利益増進しようとして統合した人間集団である」
ブリストルの演説→議員とは選挙区の人々の意向にかかわらず、全体の利益に奉仕する任務を負っている。
★これらの命題はその後議会制の原理として流布することになったが、それらは元来彼の政治観と不可分に結びついていた。
о政党の定義
名誉革命以来の王権と議会との抑制均衡関係を回復するために、議員の団結を正当化することを目的としており、彼にとって政党はこの連関において1つの手段であった。→政党を議会制の不可欠の要素とは考えておらず、擁護者でもない。
о議員を選挙区から外し、全体の利益の奉仕者とする見解
彼は政治が民衆の動きを敏感に捉え、民衆のために権力が行使されるべきであると考えたが、民衆自身が自ら権力を行使したり、彼らが代表者を監視することではなかった。→選挙権拡大に対する極めて消極的な態度が出てくる。
彼にとって統治者は政治的英知である貴紳層以外にはあり得ず、民衆の信託を受けた実質的代表者であり、擁護者と考えられていた。
政治エリートの集まりである議会は、王権の過度の伸長に対して対抗すると共に、自らを選挙民の代理人の集合に還元してしまうことに抵抗を示すことになる。
保守主義の政治思想
バーク
政党と代表制
バーク・・・政党や代表概念の最初の定式者
1770年 『現在の不満の原因を論ず』
「政党とは、全員が一致するある特定の原理に基づき、一致団結して国民的利益増進しようとして統合した人間集団である」
ブリストルの演説→議員とは選挙区の人々の意向にかかわらず、全体の利益に奉仕する任務を負っている。
★これらの命題はその後議会制の原理として流布することになったが、それらは元
来彼の政治観と不可分に結びついていた。
о政党の定義
名誉革命以来の王権と議会との抑制均衡関係を回復するために、議員の団結を
正当化することを目的としており、彼にとって政党はこの連関において1つの手
段であった。→政党を議会制の不可欠の要素とは考えておらず、擁護者でもない。
о議員を選挙区から外し、全体の利益の奉仕者とする見解
彼は政治が民衆の動きを敏感に捉え、民衆のために権力が行使されるべきであ
ると考えたが、民衆自身が自ら権力を行使したり、彼らが代表者を監視すること
ではなかった。→選挙権拡大に対する極めて消極的な態度が出...