平成20年度東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程入学試験物理化学基礎解答・解説

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    平成20年度東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程入学試験物理化学基礎解答・解説
    問題はhttp://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/99past/graduate/H20/buturikagaku_kiso.pdf
    (1)
    (a)
       ΔG(0) = E(1) – E(0) = 2885.9 cm-1
    ΔG(1) = E(2) – E(1) = 5668.0 – 2885.9 = 2782.1 cm-1
    ΔG(2) = E(3) – E(2) = 8347.0 – 5668.0 = 2679.0 cm-1
    ΔG(3) = E(4) – E(3) = 10923.1 – 8347.0 = 2576.1 cm-1
    ΔG(4) = E(5) – E(4) = 13396.5 – 10923.1 = 2473.4 cm-1
    (b)
    (c)
     ΔGの意味するところは、各準位間のエネルギー差である。例えば、ΔG(0)はv =0とv = 1の間のエネルギー差である。従って、ΔGが0になるところまでこれらを足し合わせれば、近似的ではあるが、分光学的な解離エネルギーD0を求める

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    平成20年度東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程入学試験物理化学基礎解答・解説
    問題はhttp://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/99past/graduate/H20/buturikagaku_kiso.pdf
    (1)
    (a)
       ΔG(0) = E(1) – E(0) = 2885.9 cm-1
    (b)
    (c)
     ΔGの意味するところは、各準位間のエネルギー差である。例えば、ΔG(0)はv =0とv = 1の間のエネルギー差である。従って、ΔGが0になるところまでこれらを足し合わせれば、近似的ではあるが、分光学的な解離エネルギーD0を求めることができる。このようにして、解離エネルギーを求める方法をビルゲ−スポーナーのプロットという。
     式で表すと次のようである。
    D0 =  (1)
    (d)
     プロットにより、各々の点は直線上にあることが分かる。その直線の式は次のようである。
    ΔG(v) = -103.1v + 2885.5 (2)
     この式より、ΔGが0になるのはv = 28のときである。従って、(1)式より、
    となり、これを...

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