英文学研究1

閲覧数1,970
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    『「灰の水曜日」について、あるテーマを選んで論述せよ。内容にふさわしいタイトルを付すこと。』
    「灰の水曜日の意味するもの」
     復活祭を迎える心の準備期をカトリックでは、「四旬節(レント)」と呼んでいる。それは、あたかもキリストの復活に身も心もあわせるような改悛、懺悔、精進の日々を表しているのである。そして、「灰の水曜日」に始まる復活祭までの40日余り(正確には46日間)がこれにあたり、カトリック教会が定めた悔い改めの期間を指している。この40という数字は、イエスがヨルダン川でバプテスマのヨハネから洗礼を受けた後、伝道へ旅立つ前に、40日間断食をしたことがきっかけとなっており、40日は日曜日などを入れない数字なので、全体では46日間となる。エリオットは、神と人間との隔絶性は、キリストという窓を通してでなければ達せられないと考えたのである。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『「灰の水曜日」について、あるテーマを選んで論述せよ。内容にふさわしいタイトルを付すこと。』
    「灰の水曜日の意味するもの」
     復活祭を迎える心の準備期をカトリックでは、「四旬節(レント)」と呼んでいる。それは、あたかもキリストの復活に身も心もあわせるような改悛、懺悔、精進の日々を表しているのである。そして、「灰の水曜日」に始まる復活祭までの40日余り(正確には46日間)がこれにあたり、カトリック教会が定めた悔い改めの期間を指している。この40という数字は、イエスがヨルダン川でバプテスマのヨハネから洗礼を受けた後、伝道へ旅立つ前に、40日間断食をしたことがきっかけとなっており、40日は日曜日などを入れない数字なので、全体では46日間となる。エリオットは、神と人間との隔絶性は、キリストという窓を通してでなければ達せられないと考えたのである。
    「灰の水曜日」とは、人間がやがて灰に帰すべきものであるという戒めの意味で呼ばれる名前である。この日、司祭は信者ひとりひとりの額に灰で十字架の印をし、「汝は塵であるから、塵に帰ることを覚えよ」と祈るのである。灰は、「地上のものは一時的なものである」という...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。