破綻した生命保険会社に対する外国資本

閲覧数1,906
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    10月9日、千代田生命破綻。
    10月20日、協栄生命破綻。
    千代田生命の支援にはAIG。
    協栄生命の支援にはプルデンシャル社。
    両社とも米国の保険会社である。
    今回は、プルデンシャル社が、破綻した協栄生命を支援することの最大利潤を考えたい。
    千代田、協栄に共通して言えることは、他の金融機関や、国内外の保険会社との資本提携に努力して、かなわなかったということだ。
    特にプルデンシャル社は千代田生命とAIGの関係を見ているだけに、巧妙な経営計画がうかがえる。
    プルデンシャル社はもともと、2000年3月末に約210%だったソルベンシー・マージン比率を300%に改善するために6月、資本提携すると、提携に基本合意していた。
    しかし、その後も新規契約が取れないことや、株式市況の低迷などで財務内容が悪化し、計画していた三百億円の資本受け入れだけでは今年度末にソルベンシー・マージン比率が300%を超えることが難しくなったので、プルデンシャル社に追加支援を要請したが、プルデンシャルは応じなかった。
    さらに、千代田生命の破綻の影響で、新規保険契約が半減し、解約が倍増したことで、協栄の経営を圧迫した。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    経営学総論B
              
     Newspaper Report
      「破綻した生命保険会社に対する外国資本」
                  2000/10/25
     10月9日、千代田生命破綻。
     10月20日、協栄生命破綻。
     千代田生命の支援にはAIG。
     協栄生命の支援にはプルデンシャル社。
    両社とも米国の保険会社である。
    今回は、プルデンシャル社が、破綻した協栄生命を支援することの最大利潤を考えたい。
    千代田、協栄に共通して言えることは、他の金融機関や、国内外の保険会社との資本提携に努力して、かなわなかったということだ。
    特にプルデンシャル社は千代田生命とAIGの関係を見ているだけ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。