物質の三態

閲覧数1,404
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    物質は、一般に温度や圧力の違いによって固体・液体・気体の三態となる。
    『固体』
     物質は、分子やイオン・原子などの基本的な粒子からできているが、分子を基本的粒子としている分子性物質では、分子と分子との間に分子間力が作用し、イオンを基本的粒子としているイオン性物質では、陽イオンと陰イオンの間に静電気的引力が作用している。固体、特に結晶は、これらの引力によって分子やイオンなどの粒子が規則正しく配列している状態である。しかし、分子やイオンは完全に固定されているのではなく、熱エネルギーによって、それぞれの決まった位置を中心として振動している。
    『液体』
     固体(結晶)の温度を高くすると、分子やイオンなどの粒子の持つエネルギーが増加し、粒子の振動が激しくなって、ついに粒子が規則正しく配列しなくなり、自由に互いに位置を変えることができるようになる。この状態が液体である。液体の状態では、分子やイオンなどが決まった位置になく、不規則な状態になっているが、分子間力や静電気的引力のため、互いに接していて、粒子間の間隔は、固体の場合とあまり変わらない。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    物質の三態
    物質は、一般に温度や圧力の違いによって固体・液体・気体の三態となる。
    『固体』
     物質は、分子やイオン・原子などの基本的な粒子からできているが、分子を基本的粒子としている分子性物質では、分子と分子との間に分子間力が作用し、イオンを基本的粒子としているイオン性物質では、陽イオンと陰イオンの間に静電気的引力が作用している。固体、特に結晶は、これらの引力によって分子やイオンなどの粒子が規則正しく配列している状態である。しかし、分子やイオンは完全に固定されているのではなく、熱エネルギーによって、それぞれの決まった位置を中心として振動している。
    『液体』
     固体(結晶)の温度を高くすると、分子やイオンなどの粒子の持つエネルギーが増加し、粒子の振動が激しくなって、ついに粒子が規則正しく配列しなくなり、自由に互いに位置を変えることができるようになる。この状態が液体である。液体の状態では、分子やイオンなどが決まった位置になく、不規則な状態になっているが、分子間力や静電気的引力のため、互いに接していて、粒子間の間隔は、固体の場合とあまり変わらない。
    『気体』
     液体の温度をさらに高くすると、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。