松山を文学のルネサンスへ

閲覧数1,682
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.はじめに
     私は、このたび政策論文の作成にあたり、松山市のまとめた「第5次 松山市総合計画/基本構想」を参考にさせていただいた。本計画の最大の主張は司馬遼太郎の名著「坂の上の雲」になぞらえて、「憧れ誇り日本一のまち松山」を作ると言う点だ。具体的な施策の対象は、生活・健康・福祉・教育・文化・産業・経済・都市基盤と多岐にわたる。私としても、このように町の人々が高い志を持ち、様々な面で日本一を目指すことは、地域活性化につながりとてもすばらしいことだと思う。しかし、これだけ抽象的な目標を抱えてしまうと、他の多くの政策と同じように、なかなかその真意が市民に伝わらない。そのため、街づくりに市民を巻き込むことができずに、失敗するというケースが多い。逆に地域の活性化で成功する場合は、市民を巻き込むことで、市民が町を盛り上げていくというケースが多く見られる。そこで、私は松山市の目指す目標をもう少し具体的に絞り、市民のイニシアチブがとりやすいように、明確は形として結果が得られるものを掲げたほうがよいと考える。
    2.現状分析

      私自身は松山へは文学の中でしか訪れたことがないのだが、私のゼミに友人やインターネットの力を借りて、本論文に必要だと思われる現状分析を行った。

    2-1 文学というイメージ

      私を初めとして、司馬遼太郎の「坂之上の雲」や夏目漱石の「坊ちゃん」によって松山という地名を知った人は沢山いると思われる。私の所属するゼミでは「坂之上の雲」がアントレプレナー精神を学ぶのに取っておきな作品だということで、全員が愛読しており、松山=「坂の上の雲」というイメージが浸透している。現状として、どれだけの人が松山に対して、文学性の強い場所だという統計がないのが残念だが、これら時代を代表する二大作家から得るイメージは大きい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    松山を文学のルネサンスへ
    ~文学で日本を変える~
    要約:
    松山市は、司馬遼太郎の「坂之上の雲」や夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台で知られるように、文学とは深い関係がある。また、文学の舞台になるような美しい景色や暖かい人々がいる。しかし、現状として、これらの要素を上手く生かし、松山を日本中にアピールすることが出来ていない。そこで私は、文学というキーワードを元に今の日本に必要なメッセージを発せられる町として、松山で文学のルネサンスを起こすことを提案したい。
    1.はじめに
      私は、このたび政策論文の作成にあたり、松山市のまとめた「第5次 松山市総合計画/基本構想」を参考にさせていただいた。本計画の最大の主張は司馬遼太郎の名著「坂の上の雲」になぞらえて、「憧れ誇り日本一のまち松山」を作ると言う点だ。具体的な施策の対象は、生活・健康・福祉・教育・文化・産業・経済・都市基盤と多岐にわたる。私としても、このように町の人々が高い志を持ち、様々な面で日本一を目指すことは、地域活性化につながりとてもすばらしいことだと思う。しかし、これだけ抽象的な目標を抱えてしまうと、他の多くの政策と同じように、なかなかその...

    コメント1件

    museomiitan9 購入
    うーん
    2006/07/20 23:38 (18年5ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。