図書館における専門職の必要性

閲覧数2,730
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    図書館における専門職の必要性について述べなさい
    はじめに
    図書館を構成する要素は4つある。利用者、資料、施設、そして職員である。この中で最も大事なのは「人」である。利用者が大事なのは言うまでもないことだが、図書館長以下、どのような職員をどのように配置するかは、図書館の「質」を左右する
    Ⅰ、現状
     公立図書館は社会教育法第9条によって定められた社会教育施設である。よって、司書は博物館の学芸員とともに、社会教育の専門家という位置づけになっている。
     しかし、図書館法には司書の義務配置規定が存在しない。これは、司書が今ひとつ図書館専門職として確立しない要因の一つである。こうしたことから地方自治体の多くは、教師や保母とは違って専門職としての採用をせず、一般事務職として採用した後、図書館に配置するという方法をとる。
    仮に、市役所で仕事をしたいと希望を持ち、採用試験を突破したのに、望みかなわず図書館に配属になったとするなら、これは双方にとって不幸なことである。この問題は、司書を希望する学生がなかなか公共図書館に就職できないという、逆の現象も引き起こす。
    問題なのは、図書館司書、司書補の養成制度は文...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。