日本語史第一課題

閲覧数1,494
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     私が日本語教育に役立つと考えたのは、ケース2の「音便」における「現在の発話されている音便の変遷を辿ること」とケース5の「アクセント」である。
     ケース2「音便」について、現在発話されている音便化の分類は、過去にその言葉がどのように発話されていたかを辿ることで分類の根拠が明らかになる。つまり教師が過去からの変遷を理解しておけば、それを一つの法則と捉え現代の発音が何故そうなるのか、答えを見出すことができる。例えば「踏む+張る=踏ん張る」である。これは動詞が結合し一つの合成語となった結果であるが、前の動詞「踏む」が音便化している単語である。
    ところで何故音便化が起こるのか、それは「話しやすくする為」である。日本語は常に子音と母音または母音で成り立っている。これでは発話する際に、舌の運動が激しく行われることになり発話者が疲労を感じる。そこで、子音と母音の連続を省略化し発話を行いやすくした。結果として、子音または母音のみが残り音便となった。以上のことから考えると、踏ん張る=humbaruから母音が欠落した撥音便であると考えられる。
    これは平安時代後期に起こった綴りと発音の変化の名残りによるもの...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。