援助交際という取引

閲覧数3,382
ダウンロード数13
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15

  • ページ数 : 15ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

私は現在,摂食障害者について興味があり,今後も研究していきたいと考えている.摂食障害患者のなかには,性的な問題行動を示すものがたびたびみられる.その目的は,過食行為をするための飲食物の経費,自分の居場所のぬくもりを求めてなどである.特に過食症は, 欲望に負けた自己をさげずみ,食への欲望の隙間から性の欲望が顔を出すようになり,これが鋭い痛みを伴う寂しさとして感じられるようになるケースもある.結果,寂しさに耐えかねて夜の街をさまよい,オジサンの誘いを待ったりテレクラに走ったりして自己を懲罰し,自分を慰める(斎藤,2003).援助交際も,金銭欲によることもあるが,自分の居場所やぬくもりを求めて売春を繰り返しているケースもある.よって,どちらも青年期に多くみられる援助交際や摂食障害は,どこか関連している点も多いと感じられるため,今回のテーマとして取り上げることにした.
目的
 援助交際について,女子高校生の援助交際に対する考えや状況と摂食障害の場合とを比較し,青年期の女性についての理解を深める.
援助交際について
1.女子高校生の『援助交際』経験と抵抗感-『援助交際』に対する意識(1)福富 護・成田 健一(1998) 社会H-1 日本教育心理学会総会発表論文集 (40) p.222
目的  
『援助交際』
・1980年代の前半頃からマスメディアを通して使用されるようになった.
・「愛人契約」を結ぶことを意味していたが,現在では,女子高校生が金品と引き換えに性的行為を行ったり,デートしたりすることを指す.

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

中高年心理学L 月曜日5限
援助交際について
テーマ
女子高校生の援助交際について調べ,青年期女性の心理を考察する.
テーマの設定理由 私は現在,摂食障害者について興味があり,今後も研究していきたいと考えている.摂食障害患者のなかには,性的な問題行動を示すものがたびたびみられる.その目的は,過食行為をするための飲食物の経費,自分の居場所のぬくもりを求めてなどである.特に過食症は, 欲望に負けた自己をさげずみ,食への欲望の隙間から性の欲望が顔を出すようになり,これが鋭い痛みを伴う寂しさとして感じられるようになるケースもある.結果,寂しさに耐えかねて夜の街をさまよい,オジサンの誘いを待ったりテレクラに走ったりして自己を懲罰し,自分を慰める(斎藤,2003).援助交際も,金銭欲によることもあるが,自分の居場所やぬくもりを求めて売春を繰り返しているケースもある.よって,どちらも青年期に多くみられる援助交際や摂食障害は,どこか関連して
いる点も多いと感じられるため,今回のテーマとして取り上げることにした.
目的
 援助交際について,女子高校生の援助交際に対する考えや状況と摂食障害の...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。