学習指導というのは、一定の文化内容を媒介として、児童生徒の知能発達の側面から人間形成を図ることである。すなわち、児童生徒に、言語、科学、技術、芸術等の文化財を教材として学習させ、そこから知識、技能、価値などを身に付けさせ、人間としての様々な能力を高めていくことである。
生活指導というのは、教師が児童生徒の人格に直接に働きかけることによって、児童生徒の人格発達を図ることである。すなわち、教育相談のような個人的指導、あるいは学級活動のような集団的指導を通して、児童生徒の意思や心情や道徳性などを高めていく指導である。
これら二つの指導方法は独立的に存在せず、すべての教育活動の中で、この二つの方法が同...