1.単元(題材)名
中学生とたばこ
2.単元(題材)設定の理由
(1)単元・題材観
平成16年度の厚生科学研究「未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査」によると、中・高校生の喫煙経験者率は男女ともに学年があがるにつれて増加する傾向がある。また、大阪府健康保険団体連合会(1994)によると、38%が好奇心や興味、23%が友人のすすめ、9%が親・きょうだいからのすすめが中学生の喫煙動機となっている。
このようなことから、早い時期に喫煙の健康の影響等について知り、誘われても断る意志決定能力の必要なことを理解させ、喫煙を始めさせない教育が大切であると考える。
(2)児童(生徒)観
一般的に中学生がたばこを吸うようになったきっかけは、好奇心や興味、友人からのすすめが多い。また、思春期にあたる中学生は、似たような趣味や性格で関係が結ばれる一方、異なる人に対しては排他的になる。グループ内でも同調性を強く求める傾向がある。このようなことから、友人にたばこを勧められると断りにくいため、友人のすすめや圧力がたばこを吸うきっかけとなることが多いと考えられる。
本校でもこのようなことが考えられるため...