ゴミ減量化問題について
~桑名市の事例を手掛かりに考える~
1.はじめに
私たちは、毎日の生活の中で様々なゴミを出しています。ゴミにはどのような種類があり、ゴミの増加はどのような問題を引き起こすのでしょうか。
ゴミの増加は様々な社会問題となっています。燃えるごみは焼却して灰にし、燃えないごみは粉砕して細かくし、最終処分場に運ばれ、埋められます。しかし、ごみを燃やしたり埋めたりすると、人体に悪影響を及ぼす物質を発生させる可能性があります。最近話題になったダイオキシンや環境ホルモンがその一例です。
日本社会は豊な社会であり、様々なものが容易に手に入ります。この結果、大量生産、大量消費、大量廃棄社会へと移行されてしまいました。わが国の資源は大変限られており、ほとんどの資源は輸入に頼っていいます。大量生産、大量消費、大量廃棄は資源の無駄遣いになっており、ゴミの減量、資源の有効活用のためにもゴミの排出抑制・再利用・再生利用が重要な課題となっています。
桑名市の事例を手掛かりに、私たちの生活とどのような関わりがあるのか、ゴミの減量の施策は有効であるか、市・町のゴミ行政のあり方について考えたいと思い...