。高齢社会を説明する際には一応65歳以上を「高齢者(老人)」としている。では65歳以上を「高齢者(老人)」とすればよいのであろうか。人間は精子と卵子の受精から生を受けて、乳児、幼児、少年、青年、中年、老年と成長・老化していく。それに伴い、あらゆるところから影響や刺激を受けて成長する。そのようななかで、人の老化の測り方は単に暦年齢(時計による時間、太陽の運行などによる)だけでなく、生理的年齢(体の傷の治る速度などによる)、心理的年齢(頭の働き、感情の働きなどによる)、社会的年齢(仕事における役割などによる)などの複合的なものであるといえる。しかしながら一人一人についてこれらの測り方で年齢を定めていくことはほとんど不可能であるし、たとえそれをしたところで、「高齢者(老人)」とそれ以外を区別することは難しい。..............
高齢社会・・・こう呼ばれるようになってきたのは、私が中学校のころには社会科で習ったので90年代ころからではないかと思う。このころはまだ少子高齢化社会だった。急成長を遂げた20世紀から21世紀に入り、高齢化社会から老年人口比率が一定になった高齢社会になった。といった教科書並みの説明をあげても、私はやっと暦年齢で大人になったぐらいの年なので、まだまだ高齢社会のことを理解不足の人間と思っている。それを補うためにも、少しでも老人をふくむ人生の諸先輩方からいろんなことを吸収し、いつか年を重ねたとき、自分が何かを得たと思えるようになりたいし、そういう社会を早めに築いていかなければならない。
*“高齢社会とは何か”“高齢者(老人)とは何か”について自らの体験等に基づいて、見解を述べなさい。
現代社会は少子高齢社会と呼ばれるようになった。はたしてこの高齢社会はどういったものか。これから詳しくみていくことにする。
高齢社会とは、人口の高齢化が進み、総人口に占める高齢者(老人)の比率が高い水準で安定した社会のことをいう。ではこの高齢社会での、「老人」あるいは「高齢者」とはどのような人をさすのであろうか。高齢社会を説明する際には一応65歳以上を「高齢者(老人)」としている。では65歳以上を「高齢者(老人)」とすればよいのであろうか。人間は精子と卵子の受精から生を受けて、乳児、幼児、少年、青年、中年、老年と成長・老化していく。それに伴い、あらゆるところから影響や刺激を受けて成長する。そのようななかで、人の老化の測り方は単に暦年齢(時計による時間、太陽の運行などによる)だけでなく、生理的年齢(体の傷の治る速度などによる)、心理的年齢(頭の働き、感情の働きなどによる)、社会的年齢(仕事における役割などによる)などの複合的なものであるといえる。しかしながら一人一人についてこれらの測り方で年...