面接を行うソーシャルワーカーには、より強い信頼関係をつくって的確に状況を把握するために、面接を受ける人の話を「傾聴」(その人の話しを熱心に聞くこと)することや、相手を、「受容、共感、理解」する姿勢が必要とされる。
人の相談にのるということは特別なことではなく専門職にしかできないことではない、人としての真摯な態度が基本にあれば、誰もが良き相談者となり得る。だが、専門的立場で援助に携わる場合は必ず責任が生じ、必要な知識や技術をベースに持った上で、まず人として関わる、という態度が必要である。
しかし、ソーシャルケースワークの原理原則をきちんと理解せず、面接場面の技術に捉われてしまうと、利用者の声を聞...