P6301 英文学史
1 ヴィクトリア時代の詩について述べよ。
ヴィクトリア朝における代表的な詩人はAlfred Tennyson(1809-92)とRobert Browning(1812-89)である。しかし、それ以外は詩に関して不毛の時代だったといわれている。ヴィクトリア時代の詩は、彼らの詩が多くを物語っている。以下でテニスン・ブラウニングの特徴を述べていく。
〈テニスン〉
テニスンはロマン派の詩人の影響を受けた。時と場所を
〈ブラウニング〉
次にブラウニングである。彼の文体は
2 20世紀の30年代の詩の特徴とその担い手たちについて述べよ。
国際的に危機感が高まっていた1930年代、政治的な関心を示す詩を書いた、いわゆる「オーデン=グループ」が現れた。そのメンバーは
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1 ヴィクトリア時代の詩について述べよ。06年度5月午前 8月午前
ヴィクトリア朝における代表的な詩人はAlfred Tennyson(1809-92)とRobert Browning(1812-89)である。しかし、それ以外は詩に関して不毛の時代だったといわれている。ヴィクトリア時代の詩は、彼らの詩が多くを物語っている。以下でテニスン・ブラウニングの特徴を述べていく。
〈テニスン〉
テニスンはロマン派の詩人の影響を受けた。時と場所を定めない世界と、響きの良いことばが彼の詩には使われている。また、古風な「詩的表現」が目立つ。彼の詩は、厳しい現実からの逃避、変化のない完全な装飾美の世界を表している。彼の代表作に『In Memoriam』(1850)や『Idylls of the King』(1859~85)がある。その中では信仰、社会変動、政治などの問題をとりあげている。また、宗教のモラルとの間に生まれる懐疑と不安も、彼は詩で表現した。甘美でありながら保守的と言われる彼の文体は、後述するブラウニングの詩とは対照的である。
〈ブラウニング〉
次にブラウニングであ...