市民ジャーナリズムと地域メディアの役割

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    既存メディアはインターネットに勝てるか
    最近、テレビ報道において「ヤラセ」や「虚偽報道」というものがよく報道され、議論を呼んでいる。6月20日の「テレビ報道の現場」の講義の際にテレビディレクターの方が、テレビ報道の内容を視聴者がしっかり吟味する必要性、つまりメディアリテラシーの向上が求められていることをおっしゃっていた。メディア・リテラシー(media literacy)とは、情報メディアを批判的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を 見抜き、活用する能力のことである。「情報を評価・識別する能力」とも言える。インターネットが発達して、これまでのメディアのような一方的な情報の寡占ではなく、双方向的になることで、さまざまな情報に対してのリテラシーが求められるようになっている。
    一方でインターネットにおいてこれまでのメディアの問題点を露呈し、追及する動きも見せている。いわば市民ジャーナリズムというべきものである。インターネット上でのこのようなジャーナリズムの走りは、2ちゃんねるをはじめとした掲示板での議論であるか、またはブログと呼ばれる、筆者と読者の意見交換のできる場が生まれたことに...

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