私の実家は岐阜県揖斐郡大野町、揖斐地方は何といった観光はなく自然だけが豊富にある田舎ののどかな地域であります。そんな中で、今巻き起こっている大きな社会問題の一つに徳山ダムの建設があります。私は徳山出身の友人をもっているため、小さい頃からよく徳山に足を運ぶことも多かったのでこの話題には人一倍感心があり取り上げました。
新聞によると徳山ダム開発を行っている水資源開発公団が、ワシタカなどの猛きん類の保護対策について助言を求めている「徳山ワシタカ研究会」(メンバー4人)があり、その組織の実に過半数を超える3人が、猛きん類の繁殖率の低下の原因を追求するのに自然の状態で2、3年かけて生息調査をすることを要望しておりダム建設の一時中止を求めているものであります。公団側はこれらの意見を一部の委員の意見として受け入れ検討していくようであるが、徳山ダムに関しては現在工事が進行中であること、猛きん類の減少はダム開発に限ったことでないということから、ダム工事の工程や工法を変更していくことは考えられるが建設中止の可能性は低いとしたものであります。
私はこの記事を読んで、確かに村を強制離村させ、計画から30年以上たっても完成できず税金の無駄遣いばかりを言われる公団側のダム早期完成をめざす気持ちが分からないわけでもありませんが、猛きん類の減少がダム開発に限ったことではないとし、更にマスコミなどで数々の自治体や工業団地の水需要がなくなったことなどが報告されているのにも関わらず建設中止の可能性を低いとしていることやに少し憤りを感じました。なぜならダム建設は人間が行っている無謀な自然破壊の一つで猛きん類などの減少を引き起こす理由であることには間違えないし、何よりも水がいらないのに昔決めた計画をあくまでも実行しようとする古い姿勢が見られるからです。水が本当に必要なら徳山村の犠牲は日本国憲法でいう公共の福祉になるのかもしれないけど、それがいらないとなると自然を壊した方が人類にとって大きな損害になると思うのでもう一度日本国民全員をあげて考え直していきたいことだと思いました。なんとかダム中止を願いたい、これが本音です。
環境科学特論Ⅰレポート
岐阜新聞(1999.8.3)から「徳山ダムの建設について」
私の実家は岐阜県揖斐郡大野町、揖斐地方は何といった観光はなく自然だけが豊富にある田舎ののどかな地域であります。そんな中で、今巻き起こっている大きな社会問題の一つに徳山ダムの建設があります。私は徳山出身の友人をもっているため、小さい頃からよく徳山に足を運ぶことも多かったのでこの話題には人一倍感心があり取り上げました。
新聞によると徳山ダム開発を行っている水資源開発公団が、ワシタカなどの猛きん類の保護対策について助言を求めている「徳山ワシタカ研究会」(メンバー4人)があり、その組織の実に過半数を超える3人が、猛きん類の繁殖率の低下の原因を追求するのに自然の状態で2、3年かけて生息調査をすることを要望しておりダム建設の一時中止を求めているものであります。公団側はこれらの意見を一部の委員の意見として受け入れ検討していくようであるが、徳山ダムに関しては現在工事が進行中であること、猛きん類の減少はダム開発に限ったことでないということから、ダム工事の工程や工法を変更していくことは考えられるが建設中止の可能性は低...