国連総会決議

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    国連総会決議 2006年は「砂漠と砂漠化に関する国際年」
     国連は来たる2006年を「砂漠と砂漠化に関する国際年(International Year of Deserts and Desertification, 2006)」とすることを決定しています。深刻な干ばつや砂漠化に苦しむ国、特にアフリカにおける砂漠化によって被害を受けている人々に対して、国際社会の認識を高めることが目的です。  以下は、同国際年の決定にあたって採択された国連総会の決議です。
    第58会期 検討項目94(b)
    A/RES/58/211 配布:一般 2004年2月9日
    総会によって採択された決議 [第2委員会の報告(A/58/484/Add. 2)に基づく] 58/211. 砂漠と砂漠化に関する国際年2006
     総会は、
     国連環境開発会議が採択した「アジェンダ21」1第12章を想起し、  また、「深刻な干ばつおよび(または)砂漠化を経験している国、特にアフリカ諸国の砂漠化防止に関する国連条約」2を想起し、
     さらに、「持続可能な開発に関する世界サミット」実施計画(「ヨハネスブルク実施計画」)3および「持続可能な開発に関するヨハネスブルク宣言」4も想起し、
     砂漠と砂漠化に関する国際年についての2003年2月7日の国連環境計画(UNEP)管理理事会決定22/155を検討した上で、
     特にアフリカにおける砂漠化の進行、および、特に貧困の根絶に関する「ミレニアム開発目標(MDGs)」の実現に対するその大きな意味合いを深く憂慮し、
     「アフリカ開発のための新パートナーシップ」6の環境構想を想起し、
     世論の認識を高めるとともに、砂漠の生物多様性、ならびに、現地のコミュニティおよび砂漠化の被害を被る人々の伝統的知識を保護する必要性を意識し、
    2006年を「砂漠と砂漠化に関する国際年」と宣言することを決定する。
    国連環境計画(UNEP)、国連開発計画(UNDP)、国際農業開発基金(IFAD)およびその他関連の国連機関と連携するべく、「深刻な干ばつおよび(または)砂漠化を経験している国、特にアフリカ諸国の砂漠化防止に関する国連条約」事務局長を同年のフォーカルポイントに指定する。
    すべての国々に対し、国内の委員会あるいはフォーカルポイントを設置するとともに、適切な活動をもって同年を祝すことを招請する。
    すべての関係する国際機関および加盟国に対し、砂漠化の被害を受けている国々、特にアフリカ諸国と後発開発途上国が開催を予定する、土地劣化を含む砂漠化関連の活動を支援するよう呼びかける。
    各国に対し可能な限り、砂漠化防止条約に貢献するとともに、条約の実施強化を目標として、同年を記念する特別な構想を実施に移すよう促す。
    事務総長に対し、同年の準備状況を第60回総会に報告するよう要請する。
    第78回本会議 2003年12月23日
    情報提供先→  http://www.unic.or.jp/new/pr04-024.htm

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