【佛教大学】_85点_日本思想史_科目最終試験

閲覧数161
ダウンロード数0
履歴確認
更新前ファイル(2件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

  • ページ数 : 4ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

佛教大学通信の日本思想史2024年度の最終科目試験に合格(85点)したレポートです。限られた試験時間ですので、参考にしていただき、有効活用いただければと思います。

タグ

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

■キリスト教の伝来と鎖国について考察しなさい。

参考文献:佐藤弘夫/平山洋編集委員代表 2020年12月『概説日本思想史[増補版]』

1.キリスト教が伝来した近世思想の骨格について
 キリスト教は16世紀に、イエズス会のザビエルによって伝えられたとされている。この時代の日本は世俗的な秩序化、すなわち世俗生活の円滑な持続のためには社会に安定した秩序が保たれる必要があるとされ、宗教、イエ、商品・市場・民族意識という領域で急速に秩序化が進んで行った。それを主導した思想的なキーワードは「理」という観念であった。近世の日本は、中国の明から清、朝鮮の李氏の王朝時代にあたり、いずれも朱子学が体制の根幹を支えていた時代であった。朱子学は日本でも、修身(自己の完成)と治国(政治の安定)をあるべきように統一的に実現させる新しい思想として歓迎された。また、人間としての生き方に直接に響いてくるような思索が好まれ、人倫と呼ばれる倫理的な規範としての「理」が特に重んじられ、朱子学の「理」が近世の日本が世俗的な秩序化を進める中で大きな指針となっていた。しかしこれは、中国や朝鮮の朱子学のように、特権的な位置づけで...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。