社会福祉の原理と政策① 通俗道徳

閲覧数121
ダウンロード数0
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

  • ページ数 : 5ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

通俗道徳について書いたレポートです。
社会福祉士通信課程に提出し41点(50点満点)で合格でした。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

学籍番号 氏名
科目名 社会福祉の原理と政策①
選択課題
番号3
<課題>
「通俗道徳」

<引用・参考文献>
1)松沢裕作著『生きづらい明治社会 不安と競争の時代』岩波ジュニア新書,2018年

 通俗道徳とは、江戸時代後期から明治時代にかけて、人々の間に広まった、勤勉、倹約、孝行、などを徳目とする倫理規範である。元々は江戸時代後期に、自分を律するための基準として生まれたものだが、その中には、「成功した人は一生懸命に努力した人で、失敗した人は努力を怠った人だ」というような考えも含まれる。
 人々が通俗道徳を信じ切っている、もしくは信じざるを得ないような社会では、人生において、つきものである、運や偶然、それぞれの事情や病気など、諸々の要素を一切考慮せずに、成功した人も失敗した人も、全て自己責任だと決めつける。人々がそのような思考パターンにハマってしまうことを、通俗道徳のわなと呼ぶ。
 たとえば、明治時代には「みんなの税金を一部のダメ人間達に使うわけにはいかない」と貧困対策が削減されたり、廃止されたりしているし、経済的な敗者は道徳的敗者にもされてしまい、ダメ人間の烙印を押されてし...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。