東京福祉大学 社会・集団・家族心理学(社会・集団)科目終了試験 4.援助行動の生起過程と抑制要因について 5.囚人のジレンマと社会的ジレンマについて 6.社会関係資本の正の側面と負の側面について

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資料紹介

東京福祉大学の社会・集団・家族心理学(社会・集団)の科目終了試験4-6です。
科目名:社会・集団・家族心理学(社会・集団)
科目コード:3630
参考にしていただければと思います。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

援助行動の生起過程と抑制要因について
人は時にボランティア活動をする、募金をする、荷物を持ってあげるなど、ある人が困っている時に多少の犠牲を払っても、その人を助けようとする。その行動のことを援助行動と呼ぶ。しかし、いかなる場合においてもその人を助けようとするのではなく、遠巻きにして見ているだけのこともある。
 そもそもなぜ援助行動が起きるのかについては以下の二つの仮説がある。一つ目が人の純粋に他者を思いやる心、すなわち愛他心に基づくものであるとする説である愛他心仮説である。愛他心仮説では、愛他心は特に愛着を感じている相手に対して生じやすく、また相手が危機状態にあることを認知した結果生じる共感に媒介されるものであるとされており、他者の不幸を見て強く同情する人ほど援助行動を起こしやすいと考えられている。二つ目が援助者の自己利益的な関心に基づいた利己心によるものと解釈する説である自己利益仮説である。自己利益仮説では、人は他者を援助することに伴って生じる損失と、逆にそこから得ることのできる利益を天秤にかけ、利益が多い限りにおいて援助をするとされている。
 援助行動の抑制要因として挙げられるもの...

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