日本美術史(第1分冊)_玉川大学通信

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    資料紹介

    玉川大学通信教育課程学芸員コースの「日本美術史」の課題(第1分冊)です。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本美術の流れと印象に残った1点について

    1. 飛鳥時代(538~661年)
    飛鳥時代は、朝鮮を経由した大陸からの仏教やそれに伴う文化の伝来により、飛鳥寺、法隆寺などの寺院建築の建立が始まった。また、仏像の制作も盛んに行われ、法隆寺には飛鳥時代を代表する仏像がなどの遺品が多く残っており、止利仏師による金堂の「釈迦三尊像」や夢殿の「伝救世観音像」、大宝蔵殿の「百済観音像」などがある。絵画や工芸の遺品は極めて少なく、法隆寺の「玉虫厨子」がこの時代の代表的な遺品である。

    2. 奈良(白鳳)時代(662〜710年)
    白鳳時代は、律令国家の成立を目指し、国家的に造寺・造仏がさらに進められ、仏教美術は隆盛の一途をたどった。この時代の前半の仏像は、野中寺の「弥勒菩薩像」のように、北斉・北周の影響を受けた童顔・童児形の像が多いといった特徴がある。一方後半になると、薬師寺東院堂の「聖観音像」などは、プロポーションや表情などが実人に近い写実的な表現になっている。絵画では、「法隆寺金堂壁画」「高松塚古墳壁画」がこの時代を代表する遺品である。

    3. 奈良(天平)時代(710〜794年)
    天平時代は、平城...

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