西洋外交史

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    資料紹介

    慶應通信、西洋外交史の合格レポートです。丸写しは、ご自身を守るためもおやめください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    細谷雄一氏の『外交-多文明時代の対話と交渉』によると、外交は「旧外交、新外交現代外交」という風に変遷している。第二次世界大戦までは、旧外交が主流であった。当然、同時代には旧外交とは呼ばれておらず、新外交という概念が出た後、その対概念として現れた言葉である。
     まずは、外交の起源から見ていく。百科事典によれば以下のようになっている。
     「昔、人間が村落などの原始的集団において生活していた頃、他の集団に向けられたものは恐怖と敵視であった。このような未開の時代に、何らかの取引のために使者が往来し、殺されることもなく、特権を認められていたとき、外交の発生を見ることができる。」
     これを見ると、人類が共同生活を始めて他の共同体とコミュニケーションを取り始めた時に、外交の発生を見ることができるという考え方であることがわかる。この考えは、ニコルソンの考え方だ。「異なる部族同士が、互いにコミュニケーションを取り、相手が何を意図しているのかを互いに聞くようになったことが外交の始まり」ということである。
     エジプトの「エル・アマルナで発見された数百枚にも及ぶ外交文書の断片は、オリエント世界における政治的分...

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