京都芸術大学通信教育部 2021年・知的財産権研究【評価S】最終レポート

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    資料紹介

    ※このまま提出せず、参考資料としてお使いください。

    【設問1】
    ニュースで話題となった著作権が関わる事件、事例について、1例を取り上げて論評してください。その際には、以下の5つの点にすべて触れた上で1600字程度でまとめてください。
    (1)なぜその事件、事例に問題意識、関心を持ったのか
    (2)何が問題となっているのか(争点はなにか)
    (3)法令上はどのようになっているのか
    (4)他者の意見(自分と同じ意見、違う意見)としてどのようなものがあるか
    (5)自分はどう考えるか

    【設問2】
    以下の判例について論評してください。その際には、以下の(1)~(5)5つの点に触れた上で1600字程度でまとめてください。
    「猫イラスト家紋Tシャツ販売事件」
    大阪地裁平成31年4月18日判決平成28(ワ)8552著作権侵害差止等請求事件
    https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/670/088670_hanrei.pdf
    別紙1(原告イラスト目録)
    https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/670/088670_option1.pdf
    別紙2(被告イラスト目録)
    https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/670/088670_option2.pdf
    (1)何が問題となっているのか(争点はなにか)
    (2)法令上はどのようになっているのか
    (3)類似の事件ではどのようなものがあるか
    (4)他者の意見としてどのようなものがあるか
    (5)自分はどう考えるか

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●設問1の解答●

    「金魚電話ボックス事件」について

    (1)関心を持った理由
    本件が話題になった当時は「アート作品の著作権侵害事件」という漠然とした認識であったが、現在は筆者自身が事件の発端となった大学の生徒であることから、事件の経緯や判決内容を正しく理解する必要があると考えたためである。

    (2)事件の争点
    本件は、水槽に見立てた電話ボックスの中で金魚を泳がせたアート作品「メッセージ」の著作権をめぐる訴訟・裁判である。裁判に至った経緯の概要を以下に記す。
    1.1998年、福島県いわき市の現代美術作家・山本伸樹氏がアート作品「メッセージ」を発表。
    2.2011年、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学、以下「本学」とする)において、担任教授A氏の指示のもと、在学生6名が「メッセージ」に酷似したアート作品「テレ金」を制作、金魚部として「おおさかカンヴァス2011」に初出品した。本学教授B氏を含む審査員が「テレ金」を選出した。3.2012年、山本氏がおおさかカンヴァス事務局に抗議、本学は出品を辞退し金魚部は解散した。「テレ金」の部材を奈良県大和郡山市・柳町商店街の有志団体「金魚の会」に譲渡し...

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