M5107日本文学概論 第1・第2設題【評価:受理】

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資料紹介

【日本文学概論】リポート

●第1設題
「国学の歴史と日本文学研究の歴史を調べ、その類似点と相違点、および、問題点についてまとめなさい。」

●第2設題
「歴史社会学的研究の必要性について、教科書に引かれている具体例に基づいて説明しなさい。」

リポート作成の際の参考にお使いください。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

M5107 日本文学概論

第一設題
国学の歴史と日本文学研究の歴史を調べ、その類似点と相違点、および、問題点についてまとめなさい。

1,国学の歴史・日本文学研究の歴史
 国学とは、端的に言ってしまえば、「日本古代の言葉や文化、あるいは日本固有の精神を研究する学問」*1である。その成立の過程は江戸時代にさかのぼり、徳川幕府が朱子学を幕府の学問と定めたことに端を発した。ここで、このような官製の思想に疑問を持つ人々が現れる。そして、外来文化の影響を受ける前の、日本古来の固有の文化・精神を明らかにしようとする風潮が高まるのを受けて、国学が生まれたとされる。これはある意味で、「徳川幕府の封建的支配制度に対する反発であり、その意味では人間性解放のための学であったともいえる」。*2
代表的な国学者の一人、契沖は古典研究について、その解釈は後世の書物によらずに、その古典の時代のものをもってして解釈しなければならないという文献学的方法をとった。また荷田春満は『万葉集』などの古典を扱い、古典研究により、日本固有の精神を明らかにしようとした。そして春満の門人であった賀茂真淵がこの研究を受け継ぎ、古典に親...

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