再提出を経て合格となったレポートです。
1、はじめに
“学ぶ”ということの様々な場合に言えると思うが、ここでは特に二つのことに重点を置いて考える。この環境の中でより”学び“を豊かにするためにはどのようなことが重要であるか、そこでの具体的な実践やそれらの学びを将来、自分はどのように活かすのか、もしくはどのように工夫して活かすことが出来るのか考えてみる。将来、教員として働くときには必ず当たる問題も踏まえ、自分がその状況、立場におかれた場合どうするかも考えてみる。このレポート作成において気づいたことが今後、通信教育で学ぶ課題の発見にもつながると思う。
2、学びを深めるということ
通信教育でのほとんどの科目では、大学に通い授業を受けない。そのため、それぞれの科目での大学や教授側が学んでほしいと思っている学びや目的を達成するためには、参考文献を活用し自分で学びを深めるための学習が必要になる。そのため、玉川大学通信教育学部では、レポートを二冊分提出し、テストを受け、合格した上でやっと単位認定されるように、理解を深める機会がある。私も通信教育を始めるときに、他の大学も参考にしたが、玉川大学の通信教育は手厚いサポートもあり、教育について学びが深まることは確かだ。
インターネットや図書館など、学びを深める方法は充実している。学びを深められる環境は十分にあるということと、自分で学びを深めようと努力する次第で学びを深めることは可能である。
3、学びを深める具体的な実践
学びを深めるポイントの一つ目は、普通の授業では、授業内で理解を深めることと同じように通信教育ではレポートやスクーリングで理解を深めていく。授業を受けているときには、さまざまなところから集めた情報を教授の考え方に合わせ、取捨選択し私達に教える。しかし通信教育では、そのレポートを書く際の情報収集から始めなくてはならない。その具体的な方法として、図書館、インターネットがある。図書館の利用の際、OPAC という機能を使うことでより、集めたい効率よく求めている情報にたどり着く。インターネットでは、私も毎日のようにTwitterなどでも“情報”が流れてくるが、それらは、信用が薄い情報や根拠のない情報が多く記載されている。そのため、インターネットでは情報を見極めることが大切になってくる。それらを踏まえて集めた情報を取捨選択していくが重要である。
ポイントの二つ目として、レポートを書く段階では、私もやっていますが構成と大まかな内容を考えたら、書いてみるということだ。考えていたこと、得た情報で言いたいこと、照明したいことを書いてみる。そして、二、三日開けてレポートを開き考え、根拠を付け足して文章全体を整理していく。この過程は、学びを深める大きな機会である。レポートに関する情報を収集しようとし、その情報に敏感になる一週間や二週間が続き、その中でレポート課題に対する学びがより深まっていく。
そして、ポイントの三つ目は、レポートが返却されてからにあると考える。再提出のレポートも無事終わり、返却され最終的に理解の深まった自分の書いたレポートが戻ってくる。そこで、テストの準備に取りかかるが私はここに理解の深まるポイントがあると考える。レポートで深めた学びを自分のものにするということだ。知識を頭に入れることだけが学びではなく、その学びをどのように活かし、活かした結果による成果までが学びであると言える。例えば、レポートで心理学を学び、理解をした。心理学で学んだことを使ってみる。そこでの失敗や成果が自分の学びを深めるのだ。実践に行動や考えに移すことで得られるものがあり、それが自分の学びを深めることにつながる。レポートが返却されてからテストを受けるまでにも学びを深める機会が与えられている。
4、将来への学び
通信教育で学ぶ中で気を付けなければいけないことがいくつかある。通信教育はスクーリング以外では自分一人で進めることが多く、人との関わりが学ぶ中では少なくなってしまいがちだ。しかし、通信教育ナビ(2014)では、「人とのつながりで学ぶことが真の意味での能力を育てることにつながる」述べている。考えの批判や疑問はその人の考える力を鍛える。批判や疑問は、他人との意見交換など関わり合いの中で生まれる。また、接客業と同じように教育関係は、毎日人と関わり合いがある。特に教員として授業をし、クラスを持つときには生徒と関わらなければならない。人との関わりを重視する職業であるにも関わらず、何年もほとんど人と関わることなく、もくもくと学んだ人がその学びを活かすというのは、教育関係では難しいと言える。
その解決方法として、玉川大学の通信教育では、様々なイベントや勉強会などが開催されている。これらは考えの幅も広がるとても良い機会であり、考えるヒントになる。また、私の場合は子供と接する機会を大切にしている。大学生は子供と接するという機会はとても少ないので、子供の集まる地域の集会に積極的に参加し、幼児ボランティアのお手伝いなどをしている。また、アルバイトでは塾の講師をして“教える”という初歩を学び、身に付けている。このような様々に今ある、環境での、出会いと機会を大切に、教育に必要である“人とつながる”ということを考えた将来への“学び“をしていきたいと考える。
参考文献
1)石井一成(2011)『大学生のためのレポート・論文の書き方』ナツメ社