このレポートは、聖徳大学通信教育課程・科目「
地域福祉論Ⅰ」にて、すでに合格をいただいたものです。
2022年度課題。
〈課題名〉
わが国において地域福祉の考え方がどのように発展・展開を見せてきたか、特に1960年代以降から現在の動きについて解説しなさい。
〈評価〉
C
〈講評〉
返却が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
設題テーマに沿って、わが国の地域福祉の歴史的な変遷をまとめようとされていましたが、時代の流れがすこし混在してしまっているようで、概ね10年サイクルの流れをおさえてまとめらて欲しいと思いました。
また歴史的には近年の地域福祉の展開は目まぐるしいものがありますので、特に2015年以降の部分についても、その流れを追って記載を
お願いします。
〈参考文献〉
「参考文献」
引用文献 『新・社会福祉士養成講座9「地域福祉の理論と方法 第3版」』
社会福祉養成講座編集委員会編
中央法規出版
2009年3月31日発行
2000年6月の、社会福祉基礎構造改革に基づく「社会福祉事業法等改正一括法」は、新しい世紀の社会福祉の「すがた」を示すものとして注目された。特に、利用者本位の社会福祉の構築とともに、福祉サービス利用者の地域での自立生活を支援する「地域福祉の推進」は今後の社会福祉の基調を示すものでありメインストリームとなった。今後の社会福祉の実践や政策の展開にとって、地域福祉の理解は格段に重要なものとなっている。2007年年おける社会福祉の要請カリキュラムの改正で地域福祉の学習が重視されるようになった。地域福祉の原型となる各種の活動は戦前においても種々行われてきたし、戦後においても社会福祉協議会や一部の地方自治体において先駆的に取り組みが行われそれなりの歴史をもつ。 わが国の地域福祉は、戦後の民間福祉活動の目標やスローガン的あいまいなとらえ方から1970年代における理論的体系化に関する活発な論議を経て、1980年代、1990年代における国民の福祉ニーズの拡大に応じ、具体的な制度、施策、実践において実態化していく。明治・大正時代、農業が基礎的な産業であったわが国では、基本的に家族や親族、また農村における「...