査定面接とは何か。それが病院臨床心理においてどのような意味をもつのか。
査定面接とは何か。それが病院臨床心理においてどのような意味をもつのか。
心理場面における「査定」とは、「クライエントに関する情報を面接、観察や心理検査などを通して収集し、そこからクライエントの抱える問題の背景を理解し、援助方針を立てることを目的にするもの」と定義される(川瀬ら2015)。査定面接の中で押さえておくべきポイントとしては。第一に主訴の明確化、本人の問題に対する意識、第二に、いつ生じ、どのように展開したのか、第三に過去の学業や仕事の達成度、本人を取り巻く人間関係である。(山中ら1988)査定面接は初回の面接で行われることが多く、多くの場合はクライエントの自由な語らいによって行われる...