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第二課題
スタディ・ガイド第９回〜第15回の各回に載せてある「学習と研究の課題」の中から５題を選んで、各600〜800字で答えてください。ただし、同じ回から２題選んではいけません。参考文献は字数に含みません。

講義回:第9回　課題１：教育基本法前文はどのように解釈できるのか、今回の学びを踏まえて自らの考えをノートに記すこと。

　教育基本法（平成十八年十二月二十二日法律第百二十号）の前文には、文章としての格調が求められ、経緯や理念が書かれている。文部科学事務次官通知「教育基本法の施行について」は、前文の解釈を簡潔明瞭に行っている。旧法の体制を踏襲し、さらに旧法前文の眼目としての「個人の尊厳」の考えを継承し、「一方、新たに」と文意を転換して、新法に追加や変更がなされた言葉を述べるのである。本文に即すると「豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成」や「新しい文化の創造」という新しい文言が追加され、「公共の精神を尊び」や「伝承を継承し」という文言が旧法の趣旨を変更するものとして加えられたことになる。
　旧法の前文と比較すると、時代を反映し、六〇年ほどの戦後を回想する記述となり、豊かさ、新しさ...

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