2022年度合格レポートです。高評価でした。参考としてご活用ください!
【課題】
1.「第2章 新学習指導要領解説」を読み、題材の重要性について述べた上で(300字程度)、第6章の実践例の中から、「造形遊び」「絵や立体、工作に表す」「鑑賞」についてそれぞれ一つ取り上げ、その3つの題材について「主体的・対話的で深い学び」を実現するためにどのような工夫がなされているかを指摘しなさい。(700字程度)
2.「第3章 美術科教育の歴史」を読み、幾つかのキーワードを示しながら概要を述べなさい。(500字程度)。
/戦前と戦後の美術科教育の大きな違いについて考えたことを記し、これからの美術科教育の在り方について私見を述べなさい。(500字程度)。
【解説】
1.学習指導要領を理解するにとどまらず、実際の授業をどのように展開すべきかを現実的に考えることが大切である。
テキストに加えて、「小学校学習指導要領(平成29年度告示)解説 図画工作編」を参照すること。
2.「明治期の教育」「自由画教育運動」「戦時下の教育」「戦後の民間教育運動」「学習指導要領の変遷」等を軸に調べてみること。また、制作された作品がどのようなものであったか、テキスト以外の画像も調べ、理解を深めること。
【テキスト】
図画工作科指導法研究 大学美術指導研究会 佐藤洋照・藤江充 日本文教出版
1単位目 初等図画工作科教育法
1.
題材の重要性について述べる。初めに育成する資質・能力があって題材があるという考えをベースにしている。作品や活動は表現した人そのもののあらわれであり、題材を通してつくりだすということは、かけがえのない自分を見出したりつくりだしたりすることである。どのような題材であれば、目の前の子どもたちが自分自身を見出し、表現していくようになるのか、彼ら自身の資質・能力を育成できるのか、図画工作では題材毎に作品や活動を創り出すのでその題材選びが重要となる。子どもが初めにあって、子どもの視点で考え、育成する資質・能力を踏まえた題材であることが求められ、そこには教員の創造性が問われる。
実践例の中から1つずつ選び、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために行われている工夫を述べる。
「造形遊び」実践⑩高学年ここから見ると…!
決まった答えもなく、自分たちの感性でみいだしていく「何かの形」という題材が子どもたちの意欲、好奇心を引き出すので主体的にすすめられる。また一人ではなく数人でグループになって協力してアイディアを出し合い、つくりあげていく活動なので対話も生まれて...