遷移元素

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    遷移元素
    遷移元素(せんいげんそ、英: transition
    element)とは、周期表で第3族元素から第12族元素の間に存在する元素の総称である。遷移金属
    (せんいきんぞく、英: transition
    metal)とも呼ばれる。第12族元素(亜鉛族元素、Zn、Cd、Hg)は化学的性質が典型元素の金属
    に似ており、またイオン化してもd軌道が10電子で満たされて閉殻していることから、IUPACの定
    義より典型元素に分類されるが、遷移元素に分類される例も見られる。

    遷移元素の単体は一般に高い融点と硬さを有する金属である。常磁性を示すものも多く、鉄、コバ
    ルト、ニッケルのように強磁性を示すものも存在する。

    化合物や水和イオンが色を呈するものが多い。種々の配位子と錯体を形成できるほか、触媒として
    有用なものも多い。

    簡潔にまとめると、似たような性質の元素が周期表において、横に並ぶようなものである。反意語
    は、典型元素といって周期表において縦に似たような性質の元素が並ぶものである。

    (以前までは11族までが遷移元素であったが電子配置による分類への変更により12族までが遷移元
    素となった。)

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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