水力発電
水力発電(すいりょくはつでん、英語:
hydroelectricity)とは、水の持つ位置エネルギーを利用して、落水や流水により水力で羽根車を回
し、それによる動力で発電機を回して電気エネルギーを得る(発電を行う)方式のことである。略
称は「水発(すいはつ)」「水力(すいりょく)」。
水力発電は発電の一方式であり、水力で発電機を動かし電力を生む方式のことである。ダム式、水
路式、揚水式などがある。
また、水力発電は、個人が小さな水力発電装置を自作・設置して行うこともでき、特に小規模の水
力発電を小水力発電(マイクロ水力発電)という。私道脇の水の流れ、小川、渓流などの、比較的
小さな水の流れを利用して水力発電を行う。ただし河川や湖沼、用水路などの水の利用については
水利権が設定されているため、権利者との協議や許可申請を行う必要がある。発電に使用した水を
元に戻しても、水流や水質の変化が発生するためである。
一般には、発電の歴史の中で果たしてきた役割の重要さ、発電量の大きさ、その設備の雄壮な外観
などによって、水力発電の中でも特にダム式のものや大河を利用したものがよく知られている。
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