日本大学 通信「英語文学概説(科目コード N20400)」課題1 合格レポート(2019年度〜2022年度)の合格レポートとなります。
なかなか合格できない方々に参考にして頂ければと思います。
課題
教材の第1章を読んで,著者が主張する“Vigour”の特質について,文学作品から引用しつつ,論述しなさい。
筆者は”Vigour”について、実際に話されている言葉を聞くような印象を与える文章を指すと述べている。例えば、俗語や口語、街中の叫び声、個人的な手紙の一部は鮮明で面白い特質を持っていて、いきた言葉に接するような感じを与えることがあり、これらは”idiom“の正確な用法によってもたらされる。”idiom”は具体的に、「金がない」場合に使う言葉として、フランス人がいう”a se dʼargent(お金が乾いている)”や、イギリス人のいう”short(短かい) of money”であり、言語ごとにある固有な表現をいい、単語から論理的に読み取れるものではないため教えられるまで分からないものがある。
”Vigour”の大部分は、話される言葉の慣用句の使用によって表現されることになる。しかし、それだけでなく”Vigour”は少なからず絶え間なく続く変化と新しい言い回しが作られたり、古い言い回しが無くなったりする過程の繰り返しで、一度使用されてからしばらく経つことで忘れられた多くの言い回しは一般に”idiom”として認められる段階に達しない。そのため、文学作品の中で新しく作られた言い回しや俗語など...