令和2-4年度 東北福祉大 社会保障論
・1単位め(評価:良)
課題:私たちの生活環境の変化を踏まえながら、社会保障をどのように理解したらよいか。そして、現代社会において社会保障(制度)が果たしている役割について述べなさい。
1単位めの内容としては、社会保障の機能3つを説明しています。また、社会保険方式と社会扶助方式の役割について良い点・悪い点を述べました。
・2単位め(評価:優)
課題:イギリスと日本の社会保障の歩みを概観し、貧困観の変遷や社会保険と公的扶助の統合の仕方に留意しつつ、社会保障の成立過程にみられた特徴をそれぞれ述べなさい。
2単位めは内容として、イギリスと日本の社会保障の歴史を救貧法時代の消極的な制度と現代の包括的な制度など、2つずつに分けて特徴をそれぞれ考察し、最後にそれらをまとめています。
社会保障論 1単位め 評価 良
(課 題)
私たちの生活環境の変化を踏まえながら、社会保障をどのように理解したらよいか。そして、現代社会において社会保障(制度)が果たしている役割について述べなさい。
(解 答)
高齢者の増加に伴い、社会保障給付費が医療・老人福祉に要する費用を中心として急速に増大している。中でも年金の内訳が半分近く、日本では高齢者に対する給付に比重が置かれている。しかし、そもそも社会保障の本来の役割とはどんなものなのであろうか。このレポートでは、社会全体の中で、社会保障がどのように私たちの生活に役立っているかを理解していきたいと思う。社会保障制度の定義を、機能等をそれぞれ見ていく中で整理していきたい。
社会保障の考え方は、生活は自分で支え、自分の健康は自分で維持するのが基本だが、それだけでは対処しきれない病気や障害などによるリスクについては社会の人々で互いに支え合うことで対処する。そのことで、リスクに見舞われたとしても、健康で文化的な生活が送れるようになることを国が責任を持って目指す。それでも貧困に苦しむことになってしまった方を公的に助けるというのが社会保障の基本的...