八洲学園大学 情報資源組織論 2021秋期 第2回課題 合格レポート 評価A
最終成績は優でした。
このまま提出はせず、参考資料として使ってください。
【設問】
情報資源組織における目録の意義について論じなさい。論述においては、以下の各語を使用するものとする。
OPAC、MARC、総合目録
(字数:本文1,500字~2,000字)
情報資源組織における目録の意義について
1.はじめに
図書館における目録は、「図書館資料に関する「代替物」(となる記録)を整理し、検索可能にしたもの」(注1)とされている。本レポートでは、情報資源組織における目録の意義について考察する。
2.目録の意義
目録では、それぞれの資料における、タイトル・著者・出版者・主題などの諸情報を記録した「書誌データ」が、目録法に基づいて作成される。以前、目録は各図書館においてカード目録として手作業で作成されていたが、目録作業の標準化と効率化を目指して「MARK」が作成された。MARKとは、MAchine-ReadableCatalogingの略で、コンピュータで処理できる機械可読目録のことである。目録作業の効率化を図る手法として、各図書館が共同で書誌データを作成し、それを利用する「共同目録作業」がある。MARKをデータベースとして、オンラインによる共同目録作業のシステムを維持・管理する専門的な組織や機関を「書誌ユーティリティ」という。日本の代表的な書誌ユーティリティにNACSIS-CATがある。東京大学文献情報センターが国内の大学図書館向けに開発し...